ところで、自分はFFにはどうも惹かれません。
これはよく言われるTO,FFT問題のせいです。
といってもFFTの存在を認めていないわけではなく、FFTがあるからFFの評価が下がるという話です。
FFTはTOのスタッフがスクウェア(当時)に移って作られたものです。この移動に関しても引き抜き説(当事者は否定しているが)とかありますが、それは真実がわからないのでなんとも言えません。
大事なのはそこじゃなくて。
FFTはやったことが無いのであまりえらそうには言えないのですが、システムにしろ世界観にしろTOと近いものがあるらしいですね。
んで、言いたいのはどっちがゲームとして出来がいいかではなくて、TOの移植作のような物をFFシリーズの作品に加えてしまうメーカーのやり方です。
コンテンツ産業ですし、シリーズ物を作るならそこには何かその哲学というかポリシーのようなものがあるべきだというのが自分の考えで、「このシリーズはこういう作品群なんだ」という自覚や誇りのようなものがあってほしい。そういうのがしっかりしているシリーズものやブランドには大きな魅力を感じます。
そういった誇りがあるならば、そのブランドの中に「他所の模倣」や「ブランドのポリシーと相容れないもの」を加えるというのは作り手としてプライドが許さないというのが当然ではないかと思います。
FFシリーズはFFTが出た当時も十分すぎるほど知名度、評価とも高いシリーズだし、わざわざそこに異質なもの、しかも他社で成功したスタッフ・システム・世界観をほぼそのまま持ってきたようなゲームをラインナップに加えるというのははっきり言って理解し難いことです。自分には。
べつにそれが悪徳だとは思いません。新しいものを常に取り入れて行く姿勢もまた大事です。
しかしながら、この「うまく行ったプラットフォームがあるからうちもそれやろう」というのは自分の理想とするブランドの姿とは違います。FFはFFでオウガシリーズとはジャンル違うし、あくまでFFらしさで勝負すればいいものをわざわざ余計なことして価値を貶めた・・・というふうに見えてしまいます。
シリーズとして誇りがあるなら、他所から「このシリーズでこういう作品作りたいんです!」という申し入れがあっても断るくらいの気合がほしいとこです。
要するに、善悪じゃなくて好き嫌いの問題です。
やはり、どんな分野でも作り手の思いがあってこその作品なので。作品の中身だけじゃなくて、作り手のもつ哲学で選びたいので。
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んで、関係ないんだけど。
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