人工知能もけっこうなことができる時代になってきました。
さて、電通・日本ユニシス・MITメディアラボが「空気が読めるコンピュータをつくろう」というプロジェクトを開始したそうです。
電通など、「空気が読めるコンピュータ」実現に向けたプロジェクトを開始 - CNET Japanさっそく空気読み第一弾として2つのウェブアプリケーションが公開されています。
一つは単語の連想のつながりを収集する「
ナージャとなぞなぞ」、もう一つは特定の人っぽい発言を生成する「
Poi bot」です。
「なぞなぞ」はナージャが出題する単純な連想なぞなぞに答えていくというもの。
間違えたら答えを教えてあげることでナージャはどんどん賢くなっていきます。
…というと、
akinatorに似てますね。akinatorは「ユーザー思い浮かべている人やキャラを人工知能が当てる」というもので、これもユーザーの回答や解答によってランプの魔人がどんどん賢くなっていきます。
さて、なぞなぞに戻りましょう。このなぞなぞの目的は、「人はある単語から何を連想するか」というデータを集めるものですね。そのデータが集まれば、会話や文章を解析したときにどういう話の流れかが理解しやすくなって空気が読めてくる・・・という感じでしょうか。
で「Poi bot」はTwitterと連携するアプリケーション。
Twitterのアカウントとパスワードを入力して登録すると、そのアカウントのTweetを分析、「その人っぽいボット」がその人っぽい発言をします。
このボットも学習機能を備えていて、やはりある単語から導かれる単語をボットに教えてやることで、よりそれっぽい発言ができるようになります。
・・・のはずなんですが、短い発言が多い人のボットはまあいいとして、長い発言がある人や書く内容バラバラの人のTweetを模倣するのは難しいみたいです。
例えば『 ファミレスのドリンクバーのことをメルツェデス、ジャガーのことを交渉力というのは危ないねぇ… 指輪を運んでくる人が必要なう』
なんか意味不明な文章になってます。まあこれはこれで面白いんですけど。
んで、
自分も登録してみました。
が、現在のところ、自分のボットは「エラー」と「解析中」と「準備中」しか言ってくれません。
なんでやねん・・・と思ったら
poibotのつぶやきに
>poibot.jpにアクセス、また@poibot_jpをフォローしてくれている皆様。現在想定していた以上のアクセスを頂き、サイトが動作しない時、またエラーが発生する場合があります。ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。不具合解消に向け対応中ですのでご理解頂けますと幸いです。とありました。
予想以上の反響が得られているようですね。
なお、ある特定の人っぽいボットの発言だけ見たいときは
http://poibot.jp/アカウント名
にアクセスすればOKです。
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