そういえば、数日前読んだDOS/Vパワレポのコラムでラブプラス関連の小話がありました。バーチャルな彼女をほんとの彼女のように思ってるってことはチューリングテストに(以下略
というような話で。チューリングテストというのは、
部屋の中に機械Mと人間Hがいる。人間Aは部屋の外にいて「部屋の中に機械と人間がいる」ということを知っている(中は見えない)。 Aは部屋の外から質問をして、MとHはそれに答える。Aは二人(面倒なので機械も一人と数える)の答えを聞いて、二人のうちどちらが人間でどちらが機会か判断する。 機械Mも人間Hも、Aに「こいつは人間だ」と思わせようとする。 で、Aが「どっちが人間でどっちが機械か」という判断を間違えたら、機械Mには知能がある。 |
というような話です(若干うろ覚え)。もちろんこれには反論があり、「こんなテストじゃ知能がある機械かどうか判定できないぜ!」といって以下のようなことを言ったのがサールという人。
部屋の外から質問する人Aは、中国語で質問をすると仮定する。部屋の中には中国語まったくわからない人がいる。 部屋の中には完璧な中国語の辞書(のようなもの)があり、部屋の中の人はこの辞書を見てそれに従って受け答えをする。 辞書は完璧なので、外の人は「中には人がいて、ちゃんと中国語で私と会話している」と思う。 でも実際は中の人は辞書を引いてるだけなので、知性も何もあったもんじゃない。 |
だから、「辞書さえあれば知能が無くてもチューリングテストにパスできちゃう」というのがサールの主張。一般には「(サールの)中国語の部屋」と言われています。もちろん、そんな完璧な辞書があるかどうか疑問は残りますが。
んで、ラブプラスなんですが。プレーヤーだって、別にラブプラスの女の子の反応を人間のそれと比較して「こいつは所詮プログラムだ!」と言おうとしてるわけではないよね。そもそもそんなことするためにゲーム買わないって・・・というのはさておき。
そのコラム曰く、ラブプラスは「萌えの部屋」じゃないか、と。
確かに、けっこう簡単なアルゴリズムでプレーヤーをとりこにできるかもしれません。
じゃあ、実際に萌えの部屋チューリングテストをやってみましょう。
細かいことは気にしない。
・学生が企業に研修に行くことなんて言う?
―うんたーん♪・小さいころ、寝ぼけてなんて言った?
― ぎゅうたん! うんたん♪・「もえたん」の次は何が来ると思う?
―うんたん♪・曇り空のことなんて言う?
―うんてん♪・ゼルダの伝説時のオカリナで、スイッチ押して一定時間だけ仕掛けが動く時のカウントダウンの音は?
―うんたん、うんたん、うんたん、うんたん、うんたんうんたんうんたんうんたんうたうたうたうた・・・ (↑だんだん速く)
・箱根で、ケーブルカー
※1からロープウェーに乗り換える駅は?
―総うんたん♪※1:初出時、間違って登山鉄道と書いていました。失礼しました。
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