東芝富士通の"
REGZA Phone T-01C"です。
丸みを帯びたデザインの"
LYNX 3D SH-03C"とは対照的なエッジを強調した造形で、ポケットから出し入れする時にはこのような形のほうが落としにくそう。背面もカメラを中心に出っ張らせた独特のデザイン。けっこう好きです。
さてこいつの売りは超解像＆フレーム補間の「モバイルレグザエンジン」なのでワンセグをみようと思ったんですが、電波が足りませんでした。自分が触った端末だけアンテナ不良だったのかもしれませんが、見れなくて残念。
それからATOKも入っていてフリック入力ができるのも魅力。ソフトキーボードしかついてない端末ですが、慣れてくればけっこうな速さで入力できるようになるかも。
ただ動作が若干あれで、ときどき引っかかるような感じでワンテンポ反応が遅いな、と感じる時がありました。発売されるころには治っていることに期待。
そういえば東芝でAndroidというと思い出されるのがdynabook AZ。すでに多くに人の記憶から消えていそうな気がしますが、あれをdynabook25周年記念の一発ネタで終わらせてしまうのはもったいない。SIMスロットついてるし、どっかのキャリアと組むなりSIMフリーにするなりどっちでもいいんですが3G通信できるようにして発売しようよ。ついでにタッチパネルつけてコンバーチブルにしてレグザエンジンつけてさあ。
サポートページには3G対応機種が載ってるし。
・・・まあ自分としてはAZにはUbuntuを入れてほしいんですが。
さて国産スマートフォンのT-01CとSH-03Cは両者ともAndroid2.1。春ごろ2.2になる予定だそうですが、
L-04Cや
GalaxySが2.2で、2.3ももうすぐリリースされそうなのを考えるとちと残念ですね。
いろいろ機能やUIを組み込む都合、どうしても新バージョンの提供が遅くなってしまうわけですが、そんなのいいから早く新しいバージョンにしてくれという人も少なからずいて、そういう人は主に海外産に行ってしまいます。ここが日本メーカーの頑張らなきゃいけないところで、ハードウェアはかなりいい物作れるんだから、同一の端末で「独自の機能を盛り込んだかわりにアップデートはやや遅い」機種と「ほとんど生Androidだけどアップデートが素早い」機種と二つ出せばいいんじゃないかなあ。そうすれば多くのニーズに応えられるし端末開発のコストを有効利用できます。もし2タイプ売り出したら、これから先数年は後者のほうが売れるんじゃあないかしら。
日本の老舗電機メーカーには「ちょっと危険な香りはあるけど、とりあえず新しいものに挑戦してみました」っていう気概がもっと欲しいですね。中国の名もなきメーカー達がいち早くiP●dのパチモンを作ったように、新しい技術新しいジャンルに誰よりも早く飛び込んで製品化する努力がないと世界レベルでシェア獲得していけなんじゃあないでしょうか（パチもん作れっていう意味ではないですよ）。
AZは批判を少なからず受けていますが、チャレンジしたことは良かったと思います。まあそれを受けてあとに続く物が出てこなきゃしょうがないんだけど。
中国がGDPで日本を追い越したというニュースがありましたが、その背景にはこういう気持ちの差があるかもしれません。（一人当たりGDPなら圧勝だけどね。。
あともうひとつ、"
TOUCH WOOD SH-08C"を紹介しましょう。
残念ながら展示はモックアップのみでしたが、なかなか良い質感でした。木と金属のコンビっていいですね、
PURE MOLTとかもそうだけど。
木材なので温度や湿度の変化で割れたしりないか不安になりますが、そのあたりは心配ないとのこと。アンテナ設計なんかも難しいことはなく、むしろ金属より楽かもという話でした。
それなら活用の場は広そうです。
竹素材PCというのもあるし、この技術もいろいろな機器に採用されていけばいいなあ。
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