Windowsのインストールは新しいものほど簡単になっていますが、7も簡単です。
今回はXPがインストールしてあるところに上書きインストール。
いままでのデータは全部飛んじゃうからってんでいろいろバックアップしてたんですが、そんな心配は無用でした。
すでにWindowsがインストールされてるパーティションに7をインストールすると"Windows.old"というフォルダが作られ、XPのときのファイル("Documents and Settings"やら"Program Files"やら)はそこに放り込まれます。自分はCドライブ直下に"Downloads"というフォルダを作ってたんですが、それは7をインストールしてもそのままで変化しませんでした。なので、データの移し変えがとても楽です。
さて、一番心配だったのは「FedoraとWindowsのデュアルブート環境の維持」だったんですが、これもなんとかクリアしました。
そもそも、自分のHDDの中はGpartedで見ると
/dev/sda1 : Windows (NTFS)
/dev/sda2 : データ置きパーティション (fat32)
/dev/sda3 : /boot (ext3)
/dev/sda4 : Fedora11 (lvm2)
となってます。
で、今まではWindows XPとFedoraのデュアルブートにしてgrubで起動するOSを選んでたんですが、XPがあったところに7をインストールしたわけで。そうするとブートローダがgrubからWindowsのやつになってしまいます。WindowsはFedoraのファイルシステムを読み取れないので、Fedoraを起動したかったらgrubを入れ直すしかない!ということです。
で、実際の手順。
・Fedora11のインストールDVDを入れ、そっから起動。
・「Rescue installed system」(←多少違ってるかも)を選択。
・HDDを書き込みOKにするか読み出しのみにするか放っておくか聞かれる(continue,read-only,skipの3択)ので、continueを選択。
・コマンド入力画面になるので、"
chroot /mnt/sysimage "と打つ。こうすると、インストールされたFedoraのルートディレクトリに行ける。
・"
grub-install --root-directory=/ /dev/sda "と打つ。"
--root-directory=/ "を忘れるとgrubが設定ファイルを読み込めなくなって、起動できなくなったりするらしい。
・"install completed"とか表示されたら、"
exit "を2回打って再起動。
・めでたしめでたし。あとは、/boot/grub/grub.confを編集して、"Windows XP"を"Windows 7"に直せば完璧。
という感じで、無事にデュアルブートに戻りました。よかったよかった。
しかし、grubの再インストールってもう少しわかりやすくならんものかねえ。Linuxはこういうとこをユーザーフレンドリーにすべきなんじゃないかな?Windowsを捨ててLinuxに行く人はそんなにいないだろうから、デュアルブート環境でのトラブルに対応しやすいように配慮することは大事でしょ。
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