こんな問題。
・子供4人がお寺の掃除を手伝ったら、和尚さんから板チョコ5枚もらいました。一人1枚もらって1枚あまりますが、その1枚はどうすればいいでしょう。
1.食いしん坊の子がもらう
2.兄弟がいる子がもらう
3.一番働いた子がもらう
4.等分して、一人あたり1/4枚に分ける
多くの人は4だと思いますが、道徳的には良い順に 2-3-4-1 らしいです。というのも、
食いしん坊:私欲 - だめ
等分:なにも考えてない - 良くはない
働き:報酬としてはそうなるべき - まあまあ
兄弟:そこにいない(=掃除に参加してない)人まで考えている - えらい
だからなんだそうです。
うむ、しかし、そこにいない人を考えろと言ったら、兄弟に限らず家族、友人、ご近所・・・とあります。なぜ「兄弟」なのか?というのが一つ疑問。
兄弟って二親等だよ。親で判断した方がいいんじゃない?また、そこにいない人を考えろというなら近所の人や通りすがりの人にも分けろというんですか。和尚さんは掃除をしたからチョコくれたんですよ。それをばらまけというんですか。
最初からチョコが4枚だったらどうすればいいのか、先生に聞いてみたいものです。
枚数によって答えが違ったらおかしいよね。
・・・あ、そう、番組では「先生」がいて、問題の解説をしてくれてました。
結局、道徳的に考えるって言ってもね。実際の事例はそう簡単にはモデル化できないものが多いからね。
あくまで「単純な事例」として上のような問題をとらえて、実際のケースではいろいろな観点から「ある方法をとると、どの観点では道徳的でどの観点では道徳的ではないか」ということを考えなくちゃいかんね。
予算だってそうですね。どこかを切り詰めてどこかはゆとりを持たせなきゃいけないけど。
自分はですね、マニフェストにとらわれずその時々のベストの判断をすることが大事だと思います。未来はたいがい予想通りにならないものです。だからマニフェスト違反だとか気にしていると柔軟性を失ってしまいます。
ちなみに自分はマニフェストをあまり読まないで投票しました。細かい数字まで見て選ぶと、実施の段階でマニフェストとの相違とかが気になってしまいそうなので。それは政策の柔軟性を奪ってしまうことになりかねないような気がするので。
要するにですね、細かいところは実際にその時が来てから決めるもんでしょ、という主義なのです。
これはこれで迷走する危険性がありますけどね。
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