今日は、やっと予告していた「今後の展望」とやらを。
まず、クアルコムはSnapdragonをスマートフォンのみならず、ノートPCとスマートフォンの中間の「スマートブック」というデバイスに使えると主張しています。
クアルコム、Snapdragonを搭載する「Smartbook」を提案(ケータイWatch)
ようは、ノートPCのようにそこそこのディスプレイとフルキーボードを使ってネットや動画や書類作成やらができ、スマートフォンのようにずっと電源イレッパでメールが来たらすぐ分かる、という「いいとこ取り」を狙っているのだと思われます。なるほど。
ただ、これならモバイルノートとスマートフォンを併用する方がいいような気もします。スマートブックだと「お、メールだ」と気づいてポケットからぱっと取り出して返信-なんてことがちとやりにくいです。アンド、外出先で「時間が取れたからじっくりプログラミングのレポート書くか」-というときもちょっと窮屈かも。
でも、価格面の優位性はおそらくありますね。たぶんスマートブックとやらは今のネットブックとそう変わらない値段で出てくるでしょうし。スマートフォンとノートPC二台用意するよりはずっと安上がりなはず。
(でも安けりゃいいってもんじゃないと思うけどね)
んで。自分がSnapdragonに対して一番気になるのは次世代データ通信への対応です。何十とか何百Mbpsの通信サービスが本格的に始まるのはそう遠くないわけで、3Gの何十倍のスピードが出るわけで。それなら3Gよりそっちのほうがいいなあと思うのです。
そのへんSnapdragonは対応できるのかなあっていうのが良くわからないので。
さて、先のケータイWatchの記事、T-01Aに搭載されてるのより高性能なCPUについても触れられています。新しく発表されたやつは、
>従来のSnapdragonより30%のパフォーマンス向上と30%の消費電力削減を実現
だそうで。まだSnapdragon搭載機器は一つも販売始まってない(よね?)のに、「従来」とは気の早いことだ。
最近技術の発展が目覚ましいのはいいんだけど、新モデルを発売日に買っても数ヶ月で旧モデルになっちゃうってのはけっこう悲しいです。このCPUに至っては売り始めてもいないのに旧モデル扱い。あはれ。
持つ喜びを「新しさ」に求めてはいけないんですね、電子機器については。自分もケータイは903iで2年以上使ってますが、なんかもうこれに骨を埋めるのもいいんじゃないかと思ったりします。どうせ新しいの買ったってン万円するし、すぐ新しくなくなって機能も見劣りするし。
ええ、うちの親はmovaです。換えろやってドコモに脅されてます。movaは電池持つし、やたらといろいろ詰め込んでないから操作しやすくていいんだけどねえ。
では、この電子機器、特にケータイやPCなどドカドカ新製品が出るものはどこに価値を見いだしたらいいんでしょう。一万年と二千年前から愛して、一億と二千年あとも愛してるような価値があるようなものってなんだろう。
ひとつの方法は、ソフトウェアでしょう。無料のアップデートが提供されれば新しい機能が追加され、他にもユーザーが使いたいものを自分で選んで入れるようにできれば、一つのハードウェアで多くのパターンの端末が出来上がるという方法です。
これの典型的な例がiPhoneですね。
ああ、なんだか頭が働かないや。このところ忙しいような気がして(自分でもよくわからない)、昨日なんてうつ病になりかけました。続きはまたいつか。
今日が三日間くらいあればいいのに。
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